

学んだ知識を、インフラを守るために使う
大学では機械工学を学んでいました。アイテックに入社したのは、社会に欠かせない水や資源といった環境を守るという仕事に興味をもったことと、インフラに関連する企業の中でも安定した経営基盤があることに魅力を感じたからです。
また、大学で学んだ機械工学をいかせるというところも、大きなポイントになりました。
自分の知識や技術を、人々の生活の安定、環境の維持に役立てられることは、仕事のやりがいやモチベーションにつながると思いましたし、実際の仕事でも、例えば材料を切ったり削ったりして機械を加工するなど、大学で得た知識を使う場面が少なくありません。
また、入社後には資格取得という明確な目標をもちながら、技術力や知識習得をレベルアップさせていける環境も、自分には合っていると感じました。

地域のリサイクルに、技術で貢献する
現在は大阪府枚方市にある穂谷川清掃工場に勤務しています。
この施設では地域から日々集められるゴミを選別して焼却するほか、焼却炉から発生する熱を利用して、タービン発電機で電気を生み出すという機能も備えています。
その中でも、私の担当業務は焼却の管理と機器のメンテナンス・補修がメインです。
穂谷川清掃工場では基本的に24時間体制で焼却を行っていますから、焼却の設備、システムが滞りなく稼働しているか、不具合のもとになる予兆はないかを日頃からの巡視点検によって確認します。
そのうえで、確認・修理すべき点があれば私たちが対応し、元通り復旧させます。
発電機のような非常に大きな設備から、手のひらに収まる小さな機械まで、取り扱う機械類は非常に多岐にわたります。
たとえばポンプを使った水の汲み上げがうまくいかなかったり、焼却の際のコンベアに異物がひっかかったり、軽微な不具合が多いのですが、一つひとつしっかり対応し、もと通り機能させるように、細心の注意を払っています。

不測の事態に試される力
普段からの取り組みもあり、大きなトラブルが起こることは滅多にありませんが、大きな自然災害が発生したときには、早急な対応が求められます。
2018年に大阪府北部地震が起こった際も、いろいろな設備、機械がダメージを受けました。工場の稼働を急遽ストップして、顧客である自治体や、各部門の人たちと連絡・協力しながら、懸命に復旧作業に取り組みました。
時間がかかったところもありますが、無事に復旧し、これまで通り稼働できるようになったときは、技術職としてのやりがいを感じました。
非常時に限らず、当社はチームワークの良い企業だと思います。周囲の同僚もとても接しやすい方が多く、いろいろな個性をもつ人が集まっていますが誰かが声をあらげるような場面もありません。年齢の離れた先輩や上司であっても気兼ねなく相談できる環境の中、仕事に打ち込むことができています。